バーチャルレストランとクラウドキッチンの違い
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バーチャルレストランと同じく、新たな業態として注目の「クラウドキッチン」は、どのようなビジネスモデルなのでしょうか。
クラウドキッチン(シェアキッチン)とは

クラウドキッチンとは、飲食スペースを持つような実店舗ではなく、借りたキッチンで調理したものを自宅などに届ける、デリバリーを専業とした業態のことを指します。
UberEatsや出前館などのデリバリーアプリが一般化してきた現在、クラウドキッチンの活用が増加しています。
クラウドキッチン(シェアキッチン)のメリット/デメリット
クラウドキッチンのメリットは、次のとおりです。
- 費用を削減できる
- 短い準備期間で始められる
初期費用や人件費、家賃を削減し、必要な設備が揃っているため、低コストですぐに営業許可を申請できます。
クラウドキッチンのデメリットは、次のとおりです。
- 手数料がかかる
- お客さんの顔が見えない
集客を行うデリバリープラットフォームの利用に、手数料がかかります。また、食べている表情が見えないため、食事を提供している実感を得られない場合もあります。
クラウドキッチン(シェアキッチン)のサービス例
キッチンベース(Kitchen BASE)
キッチンベースは、2019年に東京・中目黒にオープンしたシェア型のクラウドキッチンです。
シェアキッチンには4つの独立した厨房設備があり、入店者に月額製でスペースを提供しています。
また、こうしてキッチンスペースを貸し出すだけでなく、入店者のマーケティング支援も行っているのが、キッチンベースの特徴です。
アンドキッチン(& Kitchen)
アンドキッチンは、「大人のフードコート」をコンセプトに、浅草エリアを中心に展開しているシェア型のクラウドキッチン。
初期費用・固定費・光熱費が全て無料で、費用面の課題を解決できるのが特徴で、出店サポートもアンドキッチンで行ってくれるため、最短だと即日でも出店が可能です。
アワーキッチン(OUR KICHIN)
アワーキッチンは、デリバリーに特化した飲食店向けのクラウドキッチンを、東京・白金にオープンしたシェア型のクラウドキッチンです。
入居者はアワーキッチンが用意したデリバリープラットフォームを利用することで、初期コストを抑えながら、メニューの考案と料理の提供のみに専念できます。
おすすめバーチャルレストラン2選
バーチャルレストランのパートナー募集をしている企業19社のうち、公式サイトに初期費用と月額費用の記載がある2社をピックアップ。費用の安い順に紹介していきます。(2021年2月時点)
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流行りの唐揚げデリバリー株式会社Globrige参照元:からあげ専門店あげたて
(https://www.globridge.co.jp/brand-list/東京からあげ専門店あげたて/)初期費用- 加盟金
- 5.5万円
- 保証金
- 0円
- 研修費
- 0円
※実施中のキャンペーンはありません
月額費用- ロイヤリティ
- 0円
- システム使用料
- 20%
- UberEats使用料
- 35%
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うなぎのファーストフード店G-FACTORY株式会社参照元:宇名とと
(http://www.unatoto.com/menu/)初期費用- 加盟金
- 100万円※
- 保証金
- 100万円※
- 研修費
- 0円
※公式HPに税表記はありませんでした
※実施中のキャンペーンはありません
月額費用- ロイヤリティ
- 5万円
- システム使用料
- 不明
- UberEats使用料
- 35%
※2021年9月16日時点でUberEats使用料が公式HPで確認できませんでした