バーチャルレストランのメリット・デメリット
公開日: |更新日:
バーチャルレストランを開業するにあたって、事前に知っておきたい情報としてメリットとデメリットをご紹介します。
バーチャルレストラン(ゴーストレストラン)のメリット
開業の初期コストを抑えられる

バーチャルレストラン開業のメリットとして、まず挙げられるのが、開業する際の初期コストを抑えられる点です。
バーチャルレストランは一般の店舗と違い、客席を用意する必要がない分、初期投資が安く済みます。
また既存のキッチンを活用できることも、コストが抑えられるポイントです。
既存店の営業を行いながら開業できる

既存店の営業を行いながら、バーチャルレストランを立ち上げることが可能なのも、大きなメリットです。
業態が異なるものを同時に行うことにはなりますが、バーチャルレストランの負担は調理のみなので大きな負担になりにくいと言えます。
また、店舗全体の売上を向上させていくためには、有利になっていくとされています。
売上が天候に左右されにくい

店舗でお客様を迎えて営業を行う場合、どうしても天候によって客足に影響が出てしまう場合があります。
その点デリバリー専門であるバーチャルレストランでは、そうした集客が天候に左右されることがまずありません。
かえって悪天候の方が、デリバリーを利用するお客様が増えて、売上が伸びる可能性があるかもしれません。
バーチャルレストラン(ゴーストレストラン)のデメリット
店舗のプロモーションが難しい

バーチャルレストランは、オンライン上でのみ存在する店舗のため、積極的なプロモーションをしないと、競合が多いネット上で利用者に選んでもらう機会を失う可能性があります。
また、デリバリーサービスのアプリなどを利用したことのない人が、顧客になりにくいのもデメリットであるといえるでしょう。
お客様との人間関係が作れない

実店舗がなくお客様と直接触れ合うことができないのも、バーチャルレストランのデメリットとして挙げられています。
飲食店にとってお料理の味はもちろんですが、お客様とのつながりというのも大きな集客源となります。
コミュニケーションが直接取れないことは、顧客を増やしていく強みがひとつ減ってしまうとも言えるのです。
デリバリー形態特有の費用が発生する

バーチャルレストランでは、開業時の初期コストが抑えられるメリットが挙げられますが、その反面でデリバリー専門事業であるがゆえの特有の費用も発生します。
登録するデリバリサービス事業者への手数料は毎月かかりますし、デリバリー用の包装容器などの費用や機器のレンタル代などの負担も、かかってくることが考えられます。
おすすめバーチャルレストラン2選
バーチャルレストランのパートナー募集をしている企業19社のうち、公式サイトに初期費用と月額費用の記載がある2社をピックアップ。費用の安い順に紹介していきます。(2021年2月時点)
-
流行りの唐揚げデリバリー株式会社Globrige参照元:からあげ専門店あげたて
(https://www.globridge.co.jp/brand-list/東京からあげ専門店あげたて/)初期費用- 加盟金
- 5.5万円
- 保証金
- 0円
- 研修費
- 0円
※実施中のキャンペーンはありません
月額費用- ロイヤリティ
- 0円
- システム使用料
- 20%
- UberEats使用料
- 35%
-
うなぎのファーストフード店G-FACTORY株式会社参照元:宇名とと
(http://www.unatoto.com/menu/)初期費用- 加盟金
- 100万円※
- 保証金
- 100万円※
- 研修費
- 0円
※公式HPに税表記はありませんでした
※実施中のキャンペーンはありません
月額費用- ロイヤリティ
- 5万円
- システム使用料
- 不明
- UberEats使用料
- 35%
※2021年9月16日時点でUberEats使用料が公式HPで確認できませんでした