バーチャルレストランの始め方
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バーチャルレストランを始めるには、まずデリバリーの代行をしてくれる、フードデリバリー事業者に登録する必要があります。
バーチャルレストラン(ゴーストレストラン)とデリバリー専門店の違い

バーチャルレストランの他に、宅配ピザ店などもデリバリー専門店になります。
デリバリー専門という業態は同様ですが、宅配ピザ店などが全ての業務を自社で行うのに対し、バーチャルレストランの場合、集客・受注・配達・決済をフードデリバリー事業者が代行。
レストラン側は調理・配膳のみを行うという、仕組みの違いがあります。
バーチャルレストラン(ゴーストレストラン)と損益分岐点

損益分岐点とは、儲けを出すためにはどのくらいの売上が必要か、そのボーダーラインのことを指します。
フードデリバリー事業者のフィー構造から算出した売上を基に、固定費(家賃や人件費など)や変動費(商品原価や水道光熱費など)をカバーしていくための損益分岐点を算出。
損が出ないよう全体のバランスを考えていきましょう。
フードデリバリー事業者のフィー構造

フードデリバリー事業者を利用していくにあたっては、まずそのフィー構造(収益構造)を知らなくてはいけません。
例えば「UberEats(ウーバーイーツ)」の場合、商品価格(税込)からプロモーション料金(税込)を引いた金額の35%がフィーとなり、それに対して10%の消費税がかかった金額がシステム利用料になる構造となっています。
参照元:note(https://note.com/syukyaku/n/ncd9f88b19674)
バーチャルレストラン(ゴーストレストラン)で売上を上げるには
プロモーション(割引)を変更していく

UberEatsの管理画面の中には、プロモーション(割引)を設定する項目があり、自分で変更することが可能です。
業態やメイン顧客の属性、時間帯などで有効な割引は変わってきますし、逆に必要でない時はやめた方が利益率が上がる場合もあります。
どうしたら売上に有効に働くか、いろいろと試して適したものを見つけていきましょう。
「グリーンスタンダード」を順守する

UberEatsには、オンライン率・メニュー数・写真・商品説明・受注率・キャンセル率という6項目からなる「グリーンスタンダード」というものがあります。
この「グリーンスタンダード」の基準を下回ると、店舗の掲載が上位に表示されませんので、お客様から見つけてもらえにくくなります。注意して順守していくことが肝心です。
おすすめバーチャルレストラン2選
バーチャルレストランのパートナー募集をしている企業19社のうち、公式サイトに初期費用と月額費用の記載がある2社をピックアップ。費用の安い順に紹介していきます。(2021年2月時点)
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流行りの唐揚げデリバリー株式会社Globrige参照元:からあげ専門店あげたて
(https://www.globridge.co.jp/brand-list/東京からあげ専門店あげたて/)初期費用- 加盟金
- 5.5万円
- 保証金
- 0円
- 研修費
- 0円
※実施中のキャンペーンはありません
月額費用- ロイヤリティ
- 0円
- システム使用料
- 20%
- UberEats使用料
- 35%
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うなぎのファーストフード店G-FACTORY株式会社参照元:宇名とと
(http://www.unatoto.com/menu/)初期費用- 加盟金
- 100万円※
- 保証金
- 100万円※
- 研修費
- 0円
※公式HPに税表記はありませんでした
※実施中のキャンペーンはありません
月額費用- ロイヤリティ
- 5万円
- システム使用料
- 不明
- UberEats使用料
- 35%
※2021年9月16日時点でUberEats使用料が公式HPで確認できませんでした