バーチャルレストランの成功と失敗
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売上回復に大注目のバーチャルレストランですが、すべてが必ず成功するわけではなく、失敗例もあることを知っておきましょう。
失敗するバーチャルレストラン(ゴーストレストラン)とは
デリバリーに適さないメニュー展開

バーチャルレストランを立ち上げたのに、売り上げが全く伸びない。この失敗例で多い原因は、デリバリーに適さないメニュー展開をしていること。
店舗での利用と違い、フードデリバリーの場合は昼夜の売上構成比は半々ということもあり、品揃えが豊富なメニュー展開よりも、単品完結型の方がニーズが高いと言えます。
今後を見据えない事業展開

バーチャルレストランは、コロナ禍で経営が苦しくなった飲食店の、売上回復の打開策として注目されている業態ですが、そこに落とし穴が。
現在だけを見て開業に飛びついてしまったため、「プラットフォームへの依存過多」「既存店とのバランスがとれない」などが起こり、長期的な売上計算ができていない可能性もあります。
成功するバーチャルレストラン(ゴーストレストラン)とは
商品の知名度を活用する

オンライン上で利用者に選んでもらうためには、商品に対する信頼度が高いほうが有利です。
注文したい商品があるとして、味などをよく知っているお店の商品と知らないお店の商品だったら、利用者の多くは失敗しないためによく知る方を選ぶでしょう。
デリバリーでは、売上のために商品の知名度を活用するのも重要です。
商圏のターゲットを把握する

バーチャルレストランを成功に導くためには、デリバリーが可能となる地域、つまり商圏のターゲットを把握することも大事です。
その地域がオフィス街なのか住宅街なのか、ファミリー層が多いのか単身者が多いのか、それによって需要の高い商品というのも違ってきます。
ターゲットが把握できれば、それに合った商品が打ち出せます。
お客様に安心感を与える

どんなお店にも共通して言えることですが、お客様に安心感を与えることができなければ、売上につなげることはできません。
バーチャルレストランのように実店舗を持たないデリバリー専門店の場合、お店を直接確かめられないため、よりお客様に安心感を持ってもらえるよう、努める必要があります。
おすすめバーチャルレストラン2選
バーチャルレストランのパートナー募集をしている企業19社のうち、公式サイトに初期費用と月額費用の記載がある2社をピックアップ。費用の安い順に紹介していきます。(2021年2月時点)
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流行りの唐揚げデリバリー株式会社Globrige参照元:からあげ専門店あげたて
(https://www.globridge.co.jp/brand-list/東京からあげ専門店あげたて/)初期費用- 加盟金
- 5.5万円
- 保証金
- 0円
- 研修費
- 0円
※実施中のキャンペーンはありません
月額費用- ロイヤリティ
- 0円
- システム使用料
- 20%
- UberEats使用料
- 35%
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うなぎのファーストフード店G-FACTORY株式会社参照元:宇名とと
(http://www.unatoto.com/menu/)初期費用- 加盟金
- 100万円※
- 保証金
- 100万円※
- 研修費
- 0円
※公式HPに税表記はありませんでした
※実施中のキャンペーンはありません
月額費用- ロイヤリティ
- 5万円
- システム使用料
- 不明
- UberEats使用料
- 35%
※2021年9月16日時点でUberEats使用料が公式HPで確認できませんでした